About IRC

最終更新日 00/09/28/Thu　 サーバ情報更新
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[IRCとは？]
IRC(インターネット・リレーチャット)は、 テキストベース(サーバクライアント型)のリアルタイムコミュニケーションシステムです。

[IRCの歴史]
1988年8月フィンランドのOulu大学でJarkko Oikarinen氏がIRC1.0を開発しました。 最初のサーバは tolsun.oulu.fi で、当初は20人以下のユーザーでした。IRCが世界的に知られるようになったきっかけは、90年にロシアでの共産党体制の崩壊、91年にベルリンの壁の崩壊の時です。この地域の人々が今起こっていること、経験したことなどをIRCでのコミュニケーションにより、世界中に伝えました。それにより、TVのニュースより速く情報を受け取ることができました。それから、91年米の「砂漠の嵐」作戦でも使用され、イラクがクウェートへ侵攻した時もその周辺の人々がIRCでメッセージを送りました。この91年を期にIRCは急速に普及し、500人程のユーザー数に増えました。日本では90年から利用が開始されています。Jarkkoは97年に遠距離通信に貢献した人に贈られるドボルザーク賞を受賞。

[パブリックチャンネル向けの、基本的な管理とディフェンスの仕方] 改訂中

・はじめに
パブリックチャンネルというのは、不特定多数の人が出入りする「公衆」チャンネルのことです。毎日数十〜百人にのぼるJoinする全ての人が「いい人」だとは限りません。また、今は何もなくても将来何が起きるかは予測はできません。英語圏では文字化けする２バイトのチャンネル名であれ、+s(秘密)やBanをしていても、「乗っ取り」「荒らし」対策を怠ってはいけません。
※「乗っ取り」とは、チャンネルに元から居た人のop権を剥奪する行為。「荒らし」とは、チャンネル内の会話の妨げをする行為。と位置づけておきます。

・オペ権(なると)の重要性・保持
管理権を持っている人には＠(なると)がつきます。これがあればチャンネルの全ての管理ができます。チャンネルの存続には絶対欠かせないものです。まず、この＠を保持する為に、必ずAutoOP(自動でOP権を配布)をする人を決めてください。24時間常駐できる者で、管理の知識をもっている者、数人が望ましいです。＠を持っていることで優越感を得ているだけの人や、有事の際慌てて何もできない人は＠を持つ(持たせる)資格はありません。誤配布やチャンネル存続にかかわる事態を引き起こしかねません。誰が誰に配るかを決めておき、複数の配布者の足並みを揃え、しっかり連携をとること。(予め配布リストを作っておくとよい)。また、＠を外された時の為に、お互いにReop(外されたら付け返す)するように必ず設定しておくこと。＠などのモードは１人１回につき、３つまで取り外しができます。（ラグがあればいくつも取られる場合もありますが）１人の＠を守るには最低４人は必要となります。

・サーバの選びの重要性
IRCにはSeverSplit(サーバ間の接続が切れる)という現象が時々ありますが、その時が一番危険な状態で、＠が消滅したり、乗っ取りなどをされることがあります。対策は「分担して色々なサーバからつなぐ」ように心掛けると大体は防げます。国内サーバのみで管理しているチャンネルがありますが、それでは国内サーバ全てでServerSplitが発生した場合、高確率で＠が消滅します。また、海外のサーバから接続している者に、乗っ取ってくださいと言っているようなものです。一人で同じサーバにいくつも接続するのも全く意味がありません。サーバの選び方は＠の維持の為に大切な事なので注意しましょう。(Wide系2 + 国内末端1 + 海外1 の割合が理想)

・+Ieモード
通常、+I+eなどのモードは使用しませんが、乗っ取りの初期には有効に働く場合があります。+iや+bをされチャンネルから追い出された場合、+I+eに設定されている人はまた入室することができるので、まだ他の仲間がop権をもっていれば追い出すことが可能かもしれません。また、+I+eを外している数秒に何かできるかもしれません。設定しておいて損はないでしょう。

・その他
＠を管理させるボットに、言葉に反応する「キーワード」を登録している人もいますが、有事の際、連呼をされると機能が働かなく恐れがあるのでやめましょう。「なるとください」などもコピーすれば誰でも発言することができるので注意が必要です。それから、URL自動Jumpも危険です。もし、リンク先がメールソフトの起動タグを連発するサイトだったらどうします？マシンがリソース不足に陥り、ハングアップor一時的に停止するかもしれません。


とりあえず下記のことはしましょう。大切なことです。

• ＠を保持する為に必ず「配る人」と「配られる人」をきちんと決める
• 分担して色々なサーバからつなぐように心掛ける

[ＢＯＴ]
BOTとはロボットのことで、人の代わりに自動でチャンネルの管理をさせたり、会話をさせたりするものです。

• ゲートウェイ

  主にperlで動作し、クライアントとサーバの橋渡しをする常駐ボット。

  • ［ぷらむぼっと］

    チャンネル常駐を目的としたゲートウェイです。接続はPC→IRCcliant→PLUM→IRCseverになるので、クライアントからは、PLUMがサーバに見えて、サーバからはPLUMがクライアントに見えます。クライアントを切り離してもPLUMが動いていれば、IRCにつながっていることになります。また、perlで動作するのでシェルアカウントをもっていれば、自宅が専用線環境でなくても24時間チャンネルにJoinさせることができるます。故に、ダイヤルアップユーザーでもlog取りやnick、opの維持をさせることができます。また、高度なディフェンスモジュールが作られているので、チャンネルの防御性に優れています。PLUMの開発は終了しましたが、姉妹のまどかぼっとの開発は続けられています。
    
    シェルを使えないユーザーでもPCにperlを導入させることによって、ネットに接続している時に使えるようになります。（セットアップの解説はここを参照） DOSプロンプト上からperl plum と実行させ、plum 2.33と表示されれば問題なく起動したことになります。（設定ファイルplum.confの解説は後ほど・・）

• スクリプトボット

  クライアントに搭載されているスクリプトで動作するボットです。クライアントが接続されている時（ネットに接続している時）しか使用できません。ハードウェアリソースを大量に消費するので、過度な負担にはクライアントが耐えられません。チャンネル管理には不向きです。

  • [CHOCOA用]

    チャット用のお遊びぼっとです。まなまなぼっと、まるちぼっと、理緒ぼっとなどがあります。これらは基本的に特定の発言に対して発言を返すぼっとなので、個性的なキャラクターの人格を植え付ける人が多いようです（笑）　スクリプトを少々理解していれば、安易に追加や改造することができます。

[LANからIRCへ接続する]
インターネットへ接続されているマシンとLANで接続されていれば、ルーターが無くても１アカウントで複数台からIRCをすることができます。別ページを参考にしてみてください。

[ブラウザからIRCへ接続する]
クライアントがインストールされていないマシンでIRCをする場合、ブラウザ(IE)から接続することができます。MSchatSDKが必要ですが、自動でセットアップされるようです。使用するサーバやJoinするチャンネルの設定は、htmlのフォームのソース(改変自由)を書き換えるだけでokです。※接続例　このページから #dokidoki へ接続します。

[CHOCOAスクリプト]
CHOCOAは優れたスクリプト機能を搭載しているので、チャットや管理の手助けをしてくれます。１からやる人は詳しく解説されている、SIN's Notesを見ると良いでしょう。マニュアルとなる、CHOCOA Script Referenceも忘れずに。

[関連無断リンク]

[IRCnet Server Infomation]

ここから下はおまけです(RFC1459より部分抜粋)　詳しい解説はRFC1459をご覧下さい。

[Server Status]
/stats ? (server name) はサーバの設定状態などを調べるコマンドです。?には下のオプションを入れます。調べたいサーバを指定することもできます。
(例)　/stats i irc.dti.ne.jp