DreamcastとPCユーザーの摩擦


 DreamcastとPCユーザーの摩擦は、いってみればごくささいな振る舞いのレベルで起こっていた。

 PCユーザーからは、Dreamcastユーザーは、「挨拶ができない」「人間を相手にしているようにみえない」「意味のない相づちが多い」「コミュニケーション・スキルが低い」など評価されている。

 要するに、「Dreamcast」サーバーで醸成された振る舞いの作法と、従来のIRCにおける「適切な振る舞い」が異なっているのである。

 私がみた例では、「Dreamcastユーザーがチャンネルに参加する」→「PCユーザー同士の会話のスピードについていけない」→「Dreamcastユーザーが暴言をはいたりする」→「PCユーザーがうっとおしがってチャンネルに発言できないようにしたり、チャンネルからけり出す」という流れで、Dreamcastユーザーは排除されていた。

また、Dreamcastユーザーを批判するページの中には、他のサーバー群に比べて3〜10倍近いアダルト関連の名前をつけたチャンネルが存在し、そこに未成年者が多数参加していたことを問題点としてあげているものもある。 (「ZENONの館」[http://www5.airnet.ne.jp/zeon/news/main4.html])