■基本コンセプト
番組によって引きあわされた一般の男女が、「未来日記」と呼ばれる日記に書かれた簡単な指示に従って恋の物語を演じ、演じることによって「本当の感情」がどのように変化していくかを見ていくことがテーマ。
「お互いのことを知らない男女に/未来日記は届けられる/男女が恋に落ちていく/未来/日記には現実には/起こりそうもない/ドラマのような/内容が書かれている/これを手にした男女は/日記どおりにしなくてはいけない/日記通りのドラマのような/体験をすることで/はたして恋は芽生えるのか?」
(同コーナーに必ず埋め込まれている企画説明より)
→「あいのり」との違い。
基本的には「あいのり」は、制作側からのいじりはあっても、出演者の「自発的な行動」に任されている部分が多い。
基本的な流れ
0)スタジオでその日の企画や見どころが紹介される。
それにちなんだタレントなどの語りも。
1)「日記」の指示が提示される
1日に撮影する分の「最初のシーン」「最後のシーン」が提示される。また撮影中に流れに応じて追加される。
スクリプトは簡単な行動の指示や抽象的な情景の描写 となっており、提示された段階ではどのように実際演じられるかはわかりにくくなっている。
2)出演者の反応
撮影前夜、出演者の自室で、心境などがインタビューされる。
・玄関口などでスタッフに応対するカット。
・ 部屋のなかに据え付けられた俯瞰視点のカメラで一人でいる姿など。
また撮影前後の現場での様子も紹介される。
3)「日記」が演じられる場面
・ 「映画風」の演出(ワイド画面・カメラワーク・音楽)がなされた導入部
・ 通常サイズの画面でのやりとり
4)演じた後の出演者へのインタビュー
・ 他の出演者の印象や、今後への期待や不安といった心情など。
出演者へのインタビューが終わると、また新しい日記が「追加」というかたちで、出演者に渡される。
そしてまたおなじように、日記への反応/「日記」に基づいた演技/演技後のインタビューというサイクルが提示される。
「一日の終わり」まで、このパターンが2度、3度繰り返され、それがこのコーナーのリズムとなっている。
逆にいえば、エピソードが追加されるごとに、出演者はいちいち「感情」を確認されることになっている。
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