■90年代後半/テレビ番組のバラエティ化

90年代後半の日本のテレビ番組の特徴。

・バラエティ化
 視聴者嗜好の分散により、ドラマの視聴率が振るわなくなる。
 また、ニュースも「見せる」「視聴者を引きつける」ことが意識され、境界が曖昧になっていく。

・テロップの多用
 1995年のオウム真理教事件報道で、エフェクトで声を潰したインタビューが多用される。
 聞き取りにくいために、テロップで内容を同時に示す手法が頻繁に使われ、ニュース・バラエティ番組を中心に広がっていく。

←視聴者側
 ・「やらせ」でも面白かったり感動できればいい
 ・「本当」のこと、「段取りのない場面」が見たい
 ・ドラマチックなものが見たい

→矛盾した欲求を受け止める解の一つとして、素人参加型の番組や、タレントがさまざまなことに「挑戦」する番組が多数作られることになる。

例:電波少年/あいのり/鉄腕ダッシュ/ガチンコ/未来日記などウンナンバラエティ番組