前回の感想の感想。

お題:メールやチャットから恋愛するってどんなかんじだろう。

「文字だけだとなにだまされっかわかんねえ」というあたりでみなさん警戒感あらわに。
怖い事件もいろいろあったし妥当なところかも。
友達ならいいという人もごく少数ながらいて、そのあたりはネットにどれくらい触っているかにもよるのかも。

個人的には、やっぱりリテラシー(読解能力)の問題もあるような。
ねとわく生活長いと、チャットとかならだいたいツクリか素かは見える、ような気もしていたり。

 

 

本日のお題:バラエティ番組のリアリティ(現実感覚)

メディアが語られるときに問題となるのが、「リアル」(生の現実)対「ヴァーチャル」(メディア経験の現実)という図式である。
新しいメディアの普及期には、そのメディア産みだす現実が、あくまでヴァーチャル(派生的で二次的な「虚構」)であり、「リアル」(生の現実)からの逃避であるといった語られかたがなされる。

しかし、20世紀後半から多様な情報技術が発達し、メディア論やSFというかたちで「リアル」対「ヴァーチャル」という図式そのものが問題化される一方、この対立が緩みはじめていく。

SFでは、なにが「リアル」なのか決定不能なのだというモチーフが繰り返され、メディア論では、わたしたちの在り方そのものにメディアが食い込んでいること、メディアを媒介にして「リアル」が成り立っているというところで、「リアル」対「ヴァーチャル」という枠の付け方がそもそも無効だとする。

このような動きは、特定の領域だけでなく、文化一般に広く見られる現象である。

では、わたしたちのもっとも身近なメディアの一つである「テレビ」ではどうなっているのか。