いろんなメディアの特徴4:インターネット

インターネットの歴史
http://terakoya.yomiuri.co.jp/shiro/rekishi/nenpyo/

1962年 リックライダー、「ギャラクティック・ネットワーク」構想を発表
1969年 米国防総省、ARPA(高等研究計画局)に、分散型コンピュータ・ネットワーク構築を指示。
     ARPANET誕生。(核戦争を想定し、中央の拠点が破壊されても組織網を維持することが目的)
1982年 ARPANETにTCP/IP採用。
1991年 CERN(スイス)で、WebシステムとHTML策定。
1993年 ウェブブラウザ「Mozaic」
1994年 ウェブブラウザ「Netscape」
1995年 いわゆるインターネット元年。
     ウインドウズ95。取り扱いやすいパソコンとして個人利用が急増。
     ウェブブラウザ「Internet Explorer」
1999年 NTTドコモ「i-mode」サービス開始。

現在の国内の普及状況

『平成14年版 情報通信白書』 より
http://www.johotsusintokei.soumu.go.jp/whitepaper/ja/h14/

現在の主要なサービス
・メール
・Web(ホームページ)
・チャット(文字のみ/音声チャット/動画チャット)
・ストリーミング放送(ネットラジオ/動画配信)
・ビデオオンデマンド
・ファイル共有
・ネットワークゲーム
→従来のさまざまな情報サービスをとりこみつつ、新しいサービスを創出している。

=「わたし」の分解と「わたし」の肥大=

「メール」で言えること
「チャット」で言えること
「電話」で言えること
面と向きあって言えること
→まったく同じではなく、ズレていく。

さらに見知らぬ人出会い、コミュニケーションを重ねていくにつれて、そのずれは加速していく。
そこにおいて、確固とした主体としての「わたし」の自明性は揺るがされる。

また、それとは逆に自己の語りが肥大化するという傾向もみられる。
「ほんとうのわたし」をネットでのコミュニケーションに求める、という図式。
・映画『ハル』(1995年)
・テレビドラマ「WITH LOVE」(1998年)
・映画『ユー・ガッタ・メール』(1999年)
#いずれも、メールなどで出会った男女の恋愛を描いたもの。
(詳細は第4回に)